農家も「今年は異常」
阿部勝夫さん「ここは少しなっているけど、4個くらいしかなってない。普通だとここになるんだけど、ばーっと。今年みたいな高田梅はないですね。まるっきりなってない」
阿部勝夫さんの畑では、毎年この時期、ウメが鈴なりに実を付けるということですが、現在は10分の1ほどしか実っていません。
阿部さん「ここずっと近年は、何とかなっていたのな。今年は異常だもん、やっぱり」

JA会津よつばによりますと、今年は、花が咲く4月ごろに、気温が高い日が続いたことや、雨が降る日が少なかったことが、ウメの生育に影響を与えたということです。
阿部さん「注文もあるけど、もう希望通りのはやれねえな。みんな減らしてもらってるの、ねえから」
高田梅の歴史的不作は、今後、大きな影響を与えるとみられていて、例年1キロ2000円ほどで取り引きされる市場価格は、今年3倍ほどの高値になる可能性があるということです。