福島市や伊達市を中心に活動する「余目(あまるめ)一輪車クラブ」。

今年創設21年目を迎え、7歳から73歳まで、幅広い世代が活動しています。

今回紹介する高校生は、クラブの中でも一目置かれる存在です。
『すごいです。めっちゃすごいです』
『出来ないです』
『怖いです』
『あんなにポンポン出しちゃうのが、技を呼吸するようにするのが怖い』
『まったくの別次元ですよね』
クラブの関係者にここまで言わせるツワモノたちが・・・
福島東稜高校1年 大内良真選手と、
世界2位の実力者、福島工業高校3年 佐藤歩緒選手。
高校の部活動ではなく、クラブでの活動を続ける2人。
ほかの団員を横目に練習を始めます。
大内さん
「僕は、今年全国大会目指しているので、それに集中するために部活とか入らないでクラブでやっていってます。」
佐藤歩緒さん
「今やってるテクニカル部門っていうのは、技に特化した部門で、僕は自分で新しい技を開発してて、教えてもらうとかのレベルとは違くて、自分で開発して、自分でやりこむっていう自由な練習にはなっちゃうんですけど。自分で練習メニュー考えていつも練習してます。」
片時も一輪車を手放さない二人。
技に磨きをかけるため、とにかく一輪車に乗り込みます。
ジャンプした瞬間に一輪車を2回転半させる「車体回転900°」。
この大技を大会で決めたのは、歩緒選手だけ。

そしてさらに…
佐藤歩緒さん
「一輪車ってまだまだ開発されていない技いっぱいあって、出来たら自分で技名つけるみたいな、それで広める。」
なんと歩緒選手は、自身で命名した技を持つ選手なんです。
佐藤歩緒さん
「竹馬みたいな技をする時が「歩緒ウォーク」って技で、バックに進む時が「歩緒ジュリアンウォーク」っていう。」
佐藤歩緒さん
「目標の技はちゃんとあって、日本人やってない技とか人類初とかみたいな、そうゆう技をやってみたいなって。実際厳しくて、毎日コツコツ練習しながら、頑張ってます。」
大内さん
「(歩緒くんは)世界2位の人なんで、そんな人はめったに近くとかにいないので
すごく運がいいなって。友達であり、先輩であり、技とかを教えてくれる先生であり、今の歩緒くんのレベルに達することができたらなって思ってます。」
自分の目標達成のため、何度も挑戦し続ける。
大内さん
「最初全く乗れなかったんで、最近テクニカルを楽しいって思ってきて、2時間とかもすぐ溶けていく感じで、人生の中で1・2を争うぐらいに楽しいです。」
佐藤歩緒さん
「一輪車は『相棒』です。一輪車やめないと思います。一輪車に乗れなくなっても、一輪車は好きだからなんだかんだ関わってると思います。一輪車を広めたいってのもあって、やっぱり一輪車は人がいないと、バトル相手がたくさんいないと面白くない競技なんで、そこは広めつつも、自分の新しい技を開発して世界一位になりたいです。」