模型で見る 通常の水田との違い
大雨が降った場合、水田に通常より10センチほど水を多く貯めるこの取り組み。莫大なコストをかけなくても取り組める治水対策として、全国で広がっています。
これは、宮城県が作った田んぼダムの簡単な模型です。通常の水田と田んぼダム、大雨が降った想定で水を流すと普通の水田から先に水が排水路に流れ、川が増水します。そして、川からあふれると住宅地に水が広がり被害が出ます。田んぼダムにした場合、被害が軽減されることがわかります。

日本大学工学部・朝岡良浩教授「田んぼダムは簡易で安価で、既存のいろいろなものが利用できるメリットがある。田んぼダムをやることで水害を少しずつ緩和させられる、そういう位置づけの水害対策」
県は、6月中に各地で説明会を開き、農家に協力を求めていくことにしています。










