食事と音楽楽しむ「音カフェ」オープン

「富岡町への移住」。妻の公恵さんも共に移り住みましたが、最初は移住を反対していたといいます。

山本公恵さん「来てみたらまだバリケードがあって、フェンスがあって立ち入り禁止。なんじゃこれはと」

それでも、公恵さんは人の姿がほとんど見られない被災地を目の当たりにし、「自分にできることはないか」と移住を決めました。目標は「富岡町に人が集まる場所」を作ること。一軒家を買い、その1階をカフェにすることにしました。

ただのカフェではありません。音楽を楽しむ「音カフェ」です。よくジャズバーに行っていたという2人は、この場所を大好きな音楽と笑顔で溢れる場所にしたいといいます。

オープンからおよそ1年。カフェは元気に営業しています。山本さんが淹れるコーヒーを求め、毎日客が訪れています。去年6月からはランチも始めました。一番人気は、カレーです。

しかし、店の営業を続けるには大変なことも多いといいます。

公恵さん「ランチを始めてからすごい目まぐるしい。このくらいかなと思って仕込むとあんまりいらっしゃらなかったりとか」