フランスで開催中の世界三大映画祭のひとつ「カンヌ国際映画祭」。最高賞を競う部門にノミネートされている日本の早川千絵監督の「ルノワール」が公式上映されました。

記者
「映画『ルノワール』の監督や出演者らがレッドカーペットを歩いています。日本映画7年ぶりの『パルムドール』に期待が高まっています」

カンヌ国際映画祭で最高賞「パルムドール」を競う部門にノミネートされている早川千絵監督の「ルノワール」。1980年代を舞台に11歳の少女が父親の死と向き合う中で、欲望うごめく大人の世界に触れ、楽しさや悲しみ、恐怖などを感じながら成長していく物語です。

17日、公式上映が行われ、上映後、客席からはスタンディングオベーションが巻き起こりました。

「ルノワール」を観た人
「本当に楽しかったです。とても穏やかで、繊細な詩情あふれる映画だと思いました」
「主人公の若い女性は本当に素晴らしかったです。素晴らしい映画です!」
「パルムドールを受賞するかもしれません」

早川千絵監督
「観客の方の熱気が段違いに大きいなと熱いなと思って、感激したというか、胸がいっぱいになりました」

日本映画7年ぶりのパルムドール受賞となるのか、結果は24日に発表されます。