葛藤を越えて"母校"が新たな出発点に

亡き友人との約束を語るまでにたくさんの葛藤があったという高橋さん。「友人が生きていれば別の夢を追っていたかもしれない。約束にしばりつけておくのは間違いではないか…美談にしていると思われたくない」と自問自答を繰り返したといいます。けれど自分の体験を話すことで、聞いた人に"命の尊さ"について伝えることができるのであればと、語り部を決心しました。

高橋輝良々さん:
「(鈴木さんのように)きょうまで繋げてきた人にたくさん出会えたから私もきょう誰かに伝えようと思えた。また門小が私の出発点になったことが本当に嬉しい。やっぱり私は門小生でよかったなって改めて思えたそんな1日になりました」

「命を守れる教員」に。高橋さんは自分の被災体験と向き合い、夢に向かって歩んでいます。