能登半島地震の被災地では避難生活が続いています。東北大学災害科学国際研究所の栗山進一所長は、災害が健康に与える影響が増えるなか、東日本大震災の経験も生かして支援を継続すべきと訴えています。

避難所生活での健康問題とは

能登半島地震発生から2週間が経過し、避難所では健康に与える影響が大きくなってきています。

東北大学災害科学国際研究所 栗山進一所長

東北大学災害科学国際研究所 栗山進一所長:
1、感染症
「ひとつには感染症があります。支援の方、外部から来られる方が持ち込む可能性も大いにある。
2、トイレ
「もうひとつはトイレの問題。環境としては水分を控えて、血栓(血の塊)ができやすくなってしまう。基礎疾患がある人は危ない状態」
3、食べ物と薬
「食べ物と薬という問題があります。食べ物については限られたものの中で、アレルギーを持つ人など、食べられない人もいる」