実は、仙台の日の入りの時刻を国立天文台のホームページで見てみると、12月3日から11日までの9日間が午後4時16分で、一年で最も早く、冬至よりも4分早くなっています。国立天文台に問い合わせたところ、秒単位まで考慮すると12月7日が最も日の入りが早くなるということでした。場所によって多少差はあるものの、全国的に概ね12月上旬が最も日の入りが早い時期となっています。

逆に、日の出が最も遅くなるのは1月上旬で、仙台では来年は1月6日が最も遅い日の出(午前6時54分)となります。そして12月7日と1月6日のちょうど真ん中にあたる12月22日が冬至で、日の出から日の入りまでの昼の長さが最も短くなります。

このように、日の出の遅さと日の入りの早さのピークが冬至と一致しないのは、地球と太陽との距離が一定ではないことと、地球の地軸が23度ほど傾いた状態で自転しながら公転していることによるものです。

5日の仙台市内は、雲が広がったこともあって午後4時前には早くも薄暗くなっていましたし、午後5時前にはもう夜と変わらないような暗さとなっていました。

5日の午後3時50分頃の仙台市内
5日の午後4時50分頃の仙台市内

こうした状況がしばらく続きますので、車のライトは早めの点灯を心がけましょう。仙台の日の入りの時刻は大みそかには午後4時26分と、12月上旬より10分遅くなりますので、年末になると少しだけ日暮れが遅くなったように感じられるかもしれません。