佐藤さんは去年、母親が亡くなった後に自分が「養子」だったと知りました。きっかけは、近所の「うわさ」でした。

佐藤晃子さん:
「(知人が)お父さんもお母さんも亡くなって、晃子ちゃん養子だけどこれからどうするの、という話をされたようで、『やはり養子だったみたいだよ』と教えてもらいました。その後、親戚や近所の人に聞いて間違いないと思いました。(Q養子だと聞いたときは)やっぱりかと思いました」

一人っ子だった佐藤さん。両親からは何も聞かされていませんでしたが、小学生のとき「あることに気付き」違和感を抱いたと言います。

佐藤晃子さん:
「父と母と、私の血液型が合わないことに気付きました。生物学的にありえないという人もいれば、そういうこともあると話す人もいました。私自身はそんなこともあるのかなと思いながら生きてきました」

不自然な母子手帳

母子手帳にも不自然な点がありました。