手元をおしゃれにして、高齢者を元気にする取り組み「福祉ネイル」がいま、広がりをみせています。「爪」を通して福祉の現場に笑顔を届ける一人の女性の姿を追いました。

爪にコスモスが咲く

福祉ネイリスト 小磯麻有さん:
「(ネイルの)コスモスが出来上がりました。どうですか?」
福祉ネイル 80代の利用者:
「咲いた、見事に咲いた。コスモスが咲きました」

福祉ネイリストの小磯麻有さん(42)。この日は、仙台市泉区の福祉施設を訪れ、80代から90代までの女性あわせて4人にネイルを施しました。

塗りたい場所や色を本人に選んでもらい、季節の花や、動物といったかわいらしい絵柄をのせることもできます。

福祉ネイリスト 小磯麻有さん:
「好きな色と好きなアートをご自分の意思で決めるというのがすごくいいなと思っていて。その人のちょうど良さを守りながら選んでいくのがいいなと思います」