宮城県内では1日、アユ漁が解禁し、仙台市内を流れる川でも釣り人たちがアユ釣りを楽しみました。今年は、梅雨にまとまった雨が降らず、川の水量が少ないため、アユの成育が懸念されています。

仙台市太白区の広瀬川には1日朝、解禁を待ちわびた釣り人の姿が見られました。おとりのアユでおびき寄せて獲る「友釣り」などで、今年初のアユ釣りを楽しんでいました。今年のアユは全体的に小ぶりだということです。

釣り人:
「解禁が楽しみだった」
「ぼちぼち。意外と小さいのが多い」


広瀬名取川漁協によりますと、梅雨にまとまった雨が降らなかったため川の水量が少なく、太白区の愛宕堰では、アユが遡上しにくくなっています。
また、水温が高くなりすぎたり、エサとなる藻が十分に生えなかったりして、アユの成育に影響が出る恐れもあるといいます。

広瀬名取川漁業協同組合・金子賢司組合長:
「川の水、雨量が少ない。水につく藻がアユの餌だが、腐って育たない」

今シーズンのアユ漁は、来月まで続きます。