宮城県内では10月、クマの目撃件数が平年の3倍となるなど、クマの出没が増加の一途をたどっています。このため県は、6日までを期限として全域に出していたクマ出没警報を11月末まで延長することを決めました。

県内では今年度、クマの目撃が相次いでいて、11月1日時点で862件とすでに昨年度1年間の目撃件数549件を上回っています。

また、10月のクマの目撃件数は、過去5年間の10月の平均のおよそ3倍となるなど増加が続いていて、県は6日までを期限に全域に出していたクマ出没警報を11月末まで延長することを決めました。

冬眠を前にしたこの時期のクマはエサを求めて人里に下りてくることもあることから、県はクマ鈴やラジオを鳴らすなど対策をとって行動してほしいと呼びかけています。