地球温暖化の原因とされる温室効果ガス、実は、畑などの土からも出ています。そのガスを分解するバクテリアの一種「地球冷却微生物」を市民の協力を得て探すプロジェクトが注目を集めています。

地球温暖化対策の第一歩は「地道な土集め」

10月、仙台市太白区の八木山小学校で、児童たちが校庭などの土を集めていました。一体なぜ?

児童:「地球温暖化の原因になる空気を除去してくれる微生物を探して、この土を採取しています」

子どもたちは「地球冷却微生物を探せ」というプロジェクトに参加していたのです。土が出している空気を吸い取り、専用の容器に注入していきます。

八木山小学校 遠藤基史教諭:
「こういう本格的な科学的検証を行う活動というのに参加できる機会というのはそうそうないと思うので、そういう貴重な体験を子どもたちにしてもらいたいなという思いで応募いたしました」

プロジェクトのリーダーを務めるのは、東北大学の南澤究特任教授です。研究室には全国各地から集まった土と空気が保管されています。