去年と今年、地震で被害を受けた白石城で、復旧工事の様子を間近で見ることができる見学会が始まりました。参加すると記念に、あるお土産がいただけるんです。
見学会では、白石城の漆喰壁の復旧作業の様子や、被災した屋根瓦の状況を見ることができます。
仙台市や地元・白石市から参加者が集まり、市の職員らから城の被災状況などの説明を受けながら、職人の鮮やかな手さばきに見入っていました。
去年2月の震度5強の地震で、白石城の天守閣は壁の亀裂などが400か所以上に及んだほか、瓦や高欄(こうらん)の破損などの被害があり、今年2月から復旧工事が進められていました。しかし、3月の地震で再び被災。壁の被害がさらに100か所ほど確認されました。
現在は、ひびが入ってしまった漆喰壁を剥がし、その下にある土壁を補修する作業が行われています。
増子華子キャスター
「見学会に参加すると特典がいくつかあるのですが、その一つがこちら、工事で剥がした漆喰です」
白石城の復旧工事は今年9月末に完了する見込みで、10月1日に3年ぶりに行われる鬼小十郎まつりでお披露目される予定です。
参加者
「めったにない経験なので感動した。職人が若い人で驚いた。頼もしく感じた」「白石市民のシンボル。一日も早くまた綺麗な姿が戻ってくれることを願っている」
見学会は、1回の参加者が20人程度の事前予約制で無料。8月7日まで合わせて15回開催される予定です。