宮城県栗原市の若柳小学校に軽トラックが侵入した事件を受けて行われました。名取市の小中学校で19日、不審者の侵入を想定した防犯訓練が行われ、職員が不審者への対応や児童生徒を避難させる手順を確認しました。
名取市の閖上小中学校で行われた訓練は、車で学校に侵入しようとする不審者がいるという想定で行われ教職員が門の前で不審者の対応にあたりました。

その後、校内に侵入してきた不審者に教職員がさすまたを持って対応。授業を受けていたおよそ400人の児童生徒は、4階に避難しました。
閖上小中学校では、7月6日に起きた栗原市の若柳小学校の事件を受け初めて車での侵入を想定した訓練を実施しました。
名取市立閖上小中学校 紙谷ゆたか校長:
「年に1回しかやらない訓練なので、(こどもたちが)少し声が出るなど不審者対応という点では、もう少ししっかりやりたい」

岩沼警察署生活安全課 佐藤淳課長:
「車両で来る不審者に対しての訓練ということで初めての試みなので、今回課題が見つかった部分を改善して子どもたちの安全を守っていければ」

岩沼警察署管内では去年、こどもに声をかけたりつきまっとたりするなどの不審者情報が83件ありました。
閖上小中学校は、危機管理マニュアルの改定も検討するということです。