国際法を研究する新たなセンターが、4月、東北大学に創設されます。ウクライナ情勢などを踏まえた国際ルールについて提言していくということです。
東北大学法学部教授 植木俊哉副学長:
「これまでにも増して人文社会系からの政策発信、国際的なルールづくりへの貢献が求められている」

東北大学に4月1日、新設されるのは、国際法政策センターです。植木俊哉副学長がセンター長を務め、新たな国際ルールの研究や提言、シンポジウムの開催などに力を入れていきます。

23日は、国際刑事裁判所の元裁判官、尾崎久仁子さんが招かれ、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、解決に向けた国際世論の形成に貢献してほしいと語りました。
国際刑事裁判所元裁判官 尾崎久仁子さん:
「センターの設置で国際世論の形成に大きな役割を果たせる。原発が攻撃されたのでそういった原子力安全の問題など今回の紛争を踏まえたルールづくりができる」

また、国際司法裁判所の裁判官を27年務めた小田滋名誉教授の記念室も報道公開されました。
