宮城県白石市内で、全国のブランド米を味わう催しが開かれました。参加者は、今後のコメ作りに活かそうと、それぞれのコメを食べ比べ味や香りなどを確かめました。

白石市中央公民館で開かれたこの催しは、市内の生産者が企画したもので、住民ら17人が参加しました。試食に用意されたコメは、8つの県のブランド米11品種で、去年作られたコメの食味ランキングで「特A」の評価を受けた山形の「雪若丸」のほか、富山の「富富富(ふふふ)」、宮城からは、「白石産ササニシキ」と「だて正夢」、「金のいぶき」が用意されました。

参加者は、それぞれの品種のコメを食べ比べながら食味を記録するシートに記入していました。

参加者:
「全国のことが知れて、自分たちのだけだとえこひいきになるし、井の中の蛙でこれが良いと思っているが、他のコメも美味しいし、富富富はすごくおいしかった」「それぞれに参考になるものが多いので、そのなかで自分たちもそれに負けないものを作りたいと思う」

白石市認定農業者連絡協議会 菊地哲夫会長:
「いろいろ食べ比べてみてもらってどこのコメがおいしいか、今、種もみもとれるので、自分で決めてもらっておいしいコメを作ってもらえれば」

この催しは、今後のコメづくりの参考にしてもらおうと開かれたもので、新型コロナの影響で中止が続いていたため4年ぶりの開催となりました。