宮城の伝統的工芸品を一堂に集めた展示会が、14日から仙台で始まりました。会場では、職人による実演も披露されていますが、特別にあのキャラクターたちが堤人形の絵付けを体験しました。
「みやぎの伝統的工芸品のあるくらし展」。この展示会は、県内の伝統的工芸品を多くの人に知ってもらおうと、去年から開かれています。

会場には「仙台張子」や「仙台箪笥」など伝統的工芸品19品目が並びます。
訪れた人:
「いや知らないものばっかり、ほとんど知らない」
「地元にいる僕らが地元のものを使っていかなくちゃいけないということは、頭の中では分かっているんだけども、なかなかね」

会場では、職人による実演も行われていますが、14日は特別企画としてむすび丸とベガルタ仙台のベガッ太が堤人形の絵付けを体験しました。

絵付けするのは、堤人形のむすび丸です。

ベガッ太に意気込みを聞いてみると・・・。
ベガッ太のメッセージ:
「仙台・宮城の伝統工芸に携われてうれしいので、恥じぬようがんばります」

職人の佐藤明彦さんから手ほどきを受けながら顔料で色を付けていきます。
職人 佐藤明彦さん:
「基本的には顔料を使っていますが、これは普通に画材屋さんで売っている絵具になります」

仙台の堤人形は、日本に伝わる「土でできた人形」のうち京都の伏見人形と並ぶ日本二大土人形とされています。

むすび丸くんのお目々を塗っていきます。丸く可愛らしく塗ってください。(ベガッ太ふざける)

作業はおよそ30分。

むすび丸も心配そうに見守るなかついに、完成しました。それがこちらです。

画面右がベガッ太の作った人形です。なんとも、美男子なむすび丸です。題して「かわいくないおにぎり丸」だそうです。
職人 佐藤明彦さん:
「個性的なむすび丸くんになっていました。でもかわいらしくていい」

絵付け体験は出来ませんが、職人の技も間近に見られるこの工芸品展。青葉区の東北電力グリーンプラザで3月19日まで開かれています。








