東日本大震災を教訓に防災について話し合う「第3回世界防災フォーラム」が、10日、仙台市内で開幕しました。
世界防災フォーラムでは、国の内外から研究者や民間の団体が参加し、最新の知見や取り組みを報告します。

このうち、東北大学災害科学国際研究所の越村俊一教授は、デジタル技術を活用した防災について紹介。携帯電話ネットワークとAIによる予測を組み合わせることで各地域の人口をリアルタイムに把握することが可能となり、災害時には避難の呼びかけや人命救助に役立てることができると説明しました。
世界防災フォーラム代表理事 小野祐一東北大教授:
「将来どうしたら二度と大きな災害(の被害)が出ないようにするか、東北から発信していく必要がある。日本国外からも支援をいただいたお返しするためにどうしたら良いか東北での経験を世界に発信していく」

世界防災フォーラムは当初2021年の開催予定でしたが、新型コロナで延期となっていました。開催期間は12日までで、およそ4500人が参加する見込みです。







