東日本大震災の発生から12年となるのを前に、奈良県の僧侶が1日、宮城県石巻市を訪れ、タレントの明石家さんまさんの言葉を紹介しながら、被災地の人たちを励ましました。
奈良県の僧侶3人が、石巻市内のNPO法人を訪ね、明石家さんまさんの言葉を引用しながら、被災者の心の平安を願いました。
長弓寺 岡崎良昭住職:
「生きていることは儲けものだと、苦しいこと楽しいこと悲しいこともあるけども、少しでも健康で元気で暮らさせてもらえる今あることが、一番の儲けもの」

この後、参加した人は仏さまを筆で写す「写仏」や、墨を使って文字や模様を紙に写し取る「拓本」などを体験しました。参加した女性およそ20人は、集中して作業に取り組み、癒しの時間を楽しんでいました。

参加者:
「作っている時は無心になれるので、穏やかな気持ちになれると思う」
「初めてなので心が落ち着くよりもどきどきしました」

僧侶たちは2日、石巻市内で行なわれる法要に参列し、震災犠牲者の供養を行なうことにしています。







