ロシアによる侵攻が続くウクライナから避難し、東北大学大学院で研究に取り組んでいる女性が仙台の小学校で講演しました。子どもたちはウクライナの現状や文化などについて学びました。

仙台市立八木山小学校で講演したのは、ヴァシリナ・マルタツェドウリャクさん(24)です。

ウクライナの大学院で微生物の研究をしていたマルタさんは去年12月、日本に避難し、東北大学大学院に研究生として所属しています。マルタさんは6年生およそ90人を前に、ウクライナの歴史やロシアによる侵攻が続き市民が厳しい生活を強いられていることなどを語りました。

また、ウクライナの文化について児童の質問に応えました。

児童:「ウクライナの家庭料理って何ですか」

ヴァシリナ・マルタツェドウリャクさん:
「ウクライナの伝統的な料理はボルシチです」


児童「実際にウクライナにいた人から話を聞かせてもらって、戦争が一日も早く終わってほしいという実感がわいた」
「ウクライナの方が普通の生活も送れないようなつらい毎日を送っていることを知って心が痛んだので、僕にもできる募金などをしていきたい」

講演会は、ウクライナについて児童に知ってもらおうと開かれました。マルタさんは来月末、帰国する予定です。