マガンやハクチョウなどの飛来がピークとなる中、今シーズン2回目の冬の渡り鳥の生息調査がけさ、宮城県内一斉に行われました。ハクチョウの飛来地、伊豆沼では異変が起きています。
渡り鳥の生息調査は、県内の沼や河川などおよそ500か所で行われました。
このうち、栗原市と登米市にまたがる県内有数の飛来地、伊豆沼では、県の職員らがマガンなどの数を調べました。
県伊豆沼・内沼環境保全財団によりますと、伊豆沼周辺では今シーズン、およそ10万羽の渡り鳥が飛来しています。

しかし、ハクチョウは、去年7月の豪雨で、伊豆沼のハスがほぼ全滅したため、エサとなるレンコンが少ないために、先月12月の調査で400羽ほどと例年の5分の1程度の飛来に留まっています。

県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:
「(豪雨の)被害を受けなかった場所にいて少し分散する傾向にあって県内に散らばっていると思う」

県全体の調査結果は、12日夕方までに発表されます。







