2年後の参院選が試金石に

中曽根政権1986年の圧勝後、売上税を打ち出し、1989年の参院選で自民党が大敗しました。それでも、消費税導入自体は実現し、3パーセントからスタートしています。

源島准教授は、2年後の参院選の重要性を指摘します。

「2年間ありますので、高市政権はその間に公約を実行していかないと、支持率は下がるだろうというのが1つと、野党はこの2年間で立て直しをしないといけないのがもう1つです。そういう期間にはなるんだろうと思います」

今回の選挙は、「政党ラベル」の重要性を軽視し、具体的な政策での対立軸を作れず、穏健な政治姿勢をアピールした野党の敗北でした。1986年の教訓が生かされなかったとも言えます。

高市政権は「後出し」争点を打ち出してしまうのか、野党は内部分裂の歴史を繰り返さず再結集できるのか、そして参議院が「歯止め」としての役割を果たせるのか、2年後の参院選に向けて、日本政治の行方が問われています。
【衆議院選挙の顛末記①】「政党ラベル」変えて自滅…中道の敗因は
【衆議院選挙の顛末記②】「憲法改正は進むのか」高市政権の今後を占う