警察によりますと、12月10日、仙台市内に住む30代の看護師の女性の携帯電話に債権会社を名乗る男から「クレジットカードを不正利用されている」という電話がありました。
その後、警察官や検察官を装う男から「逮捕を免れるために所持金の紙幣番号を確認する必要がある」などと言われ、信用した女性は、12月13日から15日の間に現金と暗号資産、計630万円相当を送金したということです。
また12月22日には、30代の公務員の男性の携帯電話に警察官を装う男から「キャッシュカードが犯罪に使用されている。あなたが犯罪をした疑いがあるので取り調べをする」などの電話がありました。
さらに検察官を装う男から「あなたが持っている紙幣の番号を確認し、犯罪に使われていないか調べるために指定した口座に振り込んでほしい」と言われ、その話を信用した男性は、複数回にわたり現金約110万円を振り込んだということです。
その後、不審に思った男性が上司に相談し、事件が発覚しました。
警察は「このような電話があった場合、警察を名乗る人物の所属と名前を控え、実際に勤務しているかどうかを実在する署に確認してほしい」と注意を呼びかけています。







