災害ごとに区分&レベル付け&名称統一

こうしたことから気象庁と国土交通省では、大雨関連の警報・注意報について、災害の種類を河川氾濫、大雨(主に低い土地の浸水)、土砂災害、高潮の4つに区分し、それぞれの情報の名称の前に(相当する)警戒レベルをつけて下記の表のように統一した名称にすることにしました。

これまでと大きく異なるのが、警報と特別警報の間に「危険警報」という新たな名称がつけられたことです。これはすべてレベル4相当の情報なので、「レベル4」あるいは「危険警報」というキーワードが含まれた情報はすべて避難指示に相当するのだと覚えやすくなりました。災害情報学が専門の東北大学の佐藤翔輔准教授も
「語尾が災害の種類によらず統一されたことで我々が覚えなければいけない情報の量が減った」と評価しています。

東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔准教授