宮城県の新型コロナ感染症医療調整本部は、15日、「県内の病床はひっ迫していて希望者すべてを入院させられる状況にはない」と県民に理解を求めました。

県新型コロナウイルス感染症医療調整本部 石井正副本部長:
「ベッドがひっ迫しているので、真に入院加療が必要な人だけしか受け入れられない」

県の医療調整本部の石井正副本部長が、緊急で記者会見を開き、現在、第7波を超える感染の波が来ているとして、医療のひっ迫を訴えました。県内では、14日現在、受け入れ可能な病床の使用率が県全体で▼84.8%、仙台医療圏では▼89.8%と非常にひっ迫しています。

県新型コロナウイルス感染症医療調整本部 石井正副本部長:
「体感では100%に近い。ひとりの患者に入院してもらうのに5~6施設あたってようやく何とかなるくらい」

そのうえで、県民に対してはワクチンの接種など基本的な感染症対策を行うよう改めて求めました。