新型コロナの感染拡大が続くなか、療養後も後遺症に悩まされている人が増えています。後遺症が出た場合どうすればいいのか後遺症に悩む記者が、仙台市内の医師に聞きました。

我妻優記者:
「私も先月、新型コロナウイルスに感染し後遺症に悩まされています。そのメカニズムについて先生にお伺いしてきます」

仙台市青葉区にある土橋内科医院です。この数か月、新型コロナの後遺症に悩む患者が増えていると話します。

土橋内科医院 小田倉弘典院長:
「通常は一週間程度で発熱、咳、その他の症状は治るが、その後も、持続して1か月、それ以上、いろいろな症状が続くという人の相談が多い」

先月中旬に新型コロナに感染した記者は、数週間が経っても頭痛が続いています。

我妻優記者:
「新型コロナの後遺症を訴える患者にはどのような症状が多いのでしょうか?」

土橋内科医院 小田倉弘典院長:
「多いのは倦怠感、だるいという感じ、家の中では生活できるが、外で動く仕事ができないという人がいる」

倦怠感やせき、頭痛など風邪のような症状が続くという後遺症。さらに集中力や筋力の低下や抜け毛といった症状も報告されています。

土橋内科医院 小田倉弘典院長:
「コロナウイルスが細胞に侵入して炎症を起こす、炎症を起こした物質が体に残っている。あるいはウイルスの断片が残っていて慢性的な炎症を引き起こしているとか。正直なところ科学的メカニズムは分かっていない」

今年8月にコロナに感染した仙台市に住む40代の女性です。