施工主の評価は…
完成した住宅は、建築確認、完成検査、そして販売も終えています。21日は、依頼主も訪れ施工業者ととに住宅の出来栄えを確かめました。
依頼主:
「気温の調整など気密がある建物になっているので快適な生活ができると期待している」

建設業界に3Dプリンターを取り入れた背景には、大工など職人の高齢化や担い手不足があります。国の指針によりますと、およそ60万人いた職人の数はここ20年間で30万人にまで半減しています。従来の建築方法では、基礎や内装など工程別に複数の業者が分業しています。しかし、今回の建築では、作業工程の大部分を3Dプリンターが担うため、少ない人数で、工事期間も大幅に短縮できるメリットがあります。

築 五十嵐理香社長:
「外壁も内壁も柱の型枠も全部同時に印刷するので一度に全部が立ち上がるイメージ。10年後にはこれがスタンダードになる時代がくると思っているので広げていきたい」
3Dプリンターによる住宅の建築が、今後どのような広がりを見せるのか注目されます。施工業者によりますと、3Dプリンターを用いて住宅を建築できる企業は、国内でおよそ10社あり、ヨーロッパやアメリカなどではすでに多くの住宅が建築されているということです。







