宮城県内では、各地でクマの出没が続いています。
宮城県川崎町では11月6日、走行中の車が道路に飛び出してきたクマと接触。11月7日は仙台市の県図書館や宮城大学などでも目撃され、休館や休講の対応をとりました。

クマ衝突撮影者:
「あ、クマだ」

車の後方を捉えたカメラには、路上に倒れるクマの姿が映っていました。

運転手:
「ボン、という鈍い音がしたのでバックミラーで振り返ったときにクマと認識した」

事故があったのは宮城県川崎町支倉の県道14号線で、11月6日午前10時頃、走行中の車が道路脇から飛び出してきた体長約1メートルのクマと接触しました。運転手の男性にけがはありませんでした。

運転手:
「(クマが)いつ出てきてもおかしくないという認識を持って運転をしたい」

男性は、10年ほどこの道路を通っていますがクマを目撃したのは初めてだということです。クマはその後、起き上がり山林に戻っていったということです。

また、11月7日午前9時頃、仙台市泉区紫山1丁目の宮城県図書館で体長70センチから80センチほどのクマ1頭が目撃されました。

宮城県図書館によりますと、利用者が駐車場から近くの林に逃げるクマを目撃し職員に通報しました。これを受け県図書館は、11月7日午後3時から11月9日まで臨時休館とすることを決めました。

図書館の利用者:
「クマが出るのでこわくて行動を控えている。危険なところには近づかないようにしている」

また、図書館の北側にある宮城大学の大和キャンパスでも午前9時半以降、複数回クマが目撃されました。

宮城大学は午後の講義を休講とし、11月10日まで学生のキャンパス内への立ち入りを禁止して10日はオンラインで講義を行うということです。宮城大学では11月4日にもキャンパス内でクマが目撃されていました。







