ベガルタ仙台の遠藤康選手が主催するサッカー教室が、仙台で行われました。生まれ育った地元へ還元したいと語る遠藤選手。このオフシーズン、様々な活動に取り組んでいます。

12月3日、ユアスタで開催されたサッカー教室YASUキャンプ。これは、ベガルタの遠藤康選手が発起人となり企画されたイベントで、宮城県内の子どもたち100人に直接レッスンを行いました。

未来のサッカー選手に指導する彼も、宮城で技を磨きプロの道を切り開いた1人。地元のためにプレーしたいと、今年、15シーズン所属した鹿島を離れベガルタへ。新たな攻撃の核としてチームを牽引しました。鹿島時代、代表候補に名を連ねた経験を持つ遠藤選手。自身もW杯出場を目指してきました。

ベガルタ仙台 遠藤康選手:
「スペインに日本が勝った試合を見ても、もちろんうれしいけど、どこか悔しいっていうか、自分もあの場に立ちたかったという思いもあったので、まだギラギラしていると思います」


ベテランの域に入った今なお、留まることを知らない向上心。何よりも試合で結果を出すことを第一に考える遠藤選手ですが、同時に地元選手としての活動にも目を向けています。
シーズン中は、ホーム戦全試合で県内の子供たちを招待する企画を実施。そして、このオフには母校の中野栄小学校へ。体育の授業で特別教師を務め、後輩たちと交流するなど、サッカーの魅力を伝えようと、精力的に活動しています。


ベガルタ仙台 遠藤康選手:
「ここでサッカーしてきたのでうれしいです。サッカー人口がどんどん増えてくれれば、宮城県のサッカーのためにもなりますし、それをきっかけに新しいことを始めてみようという子どもが増えてくれたら」


Jリーガーとして地元のためにできること。遠藤選手はその使命を胸に、来シーズンもピッチに立ち続けます。