宮城出身の人気お笑いコンビサンドウィッチマンが6日、移動式のトイレトレーラーを気仙沼市に寄贈しました。

トイレトレーラーは、2011年の東日本大震災当日に2人が避難した気仙沼市の安波山に設置され、お披露目されました。


サンドウィッチマンの伊達みきおさんと富澤たけしさんは6日、気仙沼市にある安波山を訪れ、全国から寄せられた義援金で購入した“移動式のトイレトレーラー”を市に寄贈しました。


トイレの「使い初め」を任された富澤さんは…。

富澤たけしさん:
「便座が氷のように冷たいです」


トレーラーには個室の水洗トイレが3つ設けられ、車いすの人の利用も可能です。また、災害発生時には車でけん引し、被災地に移動させることができます。


伊達みきおさん:
「何が一番大変だったかというとトイレだった。有事の際に気仙沼からトイレトレーラーを持って行ってほしい」


2人は2011年3月11日、tbcの番組のロケ中に被災。安波山に避難し、津波を目の当たりにしました。


以来、毎年3月11日にはこの場所を訪れています。


伊達みきおさん:
「皆さんからいただいた義援金ですから。本当に皆さんの協力のもと、やり続けることが大事」


トレーラーは安波山に設置されましたが、冬の間は凍結の恐れがあるため使用できず、来年春からの使用開始が予定されています。


サンドウィッチマンの2人は、トイレトレーラーを国内で探したもののなかなか見つからなかったため、アメリカ製のものを購入し寄贈。値段は▼2300万円でした。2人はこれまでに▼5億円を超える義援金を被災地に寄付しています。