早くもウィンタースポーツがシーズンインを迎えています。
2026年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピックのフィギュアスケートでメダルを期待されているのが、東北高校出身の千葉百音(もね)選手です。
2年前に仙台から京都に移住し、成長を果たした千葉選手、オリンピックシーズンへの決意を伺いました。

千葉百音選手:
「身体を追い込んで『楽しい』」

2年前、ふるさとを離れ、京都府のスケートクラブに移籍した千葉百音選手。
8月にシーズンインを前に練習を公開しました。

昨シーズングランプリシリーズで銀、世界選手権でも銅メダル。早くもミラノ・コルティナオリンピックのメダル候補として大きな期待を集めています。
京都への移住が覚悟につながったと彼女は語ります。

千葉百音選手:
「(仙台を離れ)あっという間に2年が過ぎた印象。決意をもって京都に来た。良かった成績もあったが、すごく苦しい時期も後戻りできない覚悟があったからこそ自分と戦ってこれた」

現在、師事を仰いでいるのが多くのトップスケーターを育て上げた濱田美栄コーチ。

千葉選手の持ち味である表現力を伸ばしながらジャンプも強化、演技トータルの完成度を世界トップ水準まで引き上げました。

そして彼女の最も大きな武器はスピン!柔軟性と共に速度を自在にあやつる回転力は世界最高峰とも言われます。いよいよ迎えるオリンピックシーズン。日本女子の出場は3枠、来月始まるグランプリシリーズを経て12月の全日本選手権までその切符をかけた戦いが続きます。

千葉百音選手:「まず最大の目標は12月全日本選手権で表彰台以上の成績をとる。シーズンを乗り切るための心と身体ともにタフでいられるように」

千葉選手は、10月にグランプリシリーズ出場からその戦いが始まる予定だということで、代表選考は年内に決まり、2026年2月、冬季オリンピックを迎えます。