仙台市の七北田川(ななきたがわ)河口に位置し、野鳥や水生生物が多数生息する「蒲生干潟(がもうひがた)」が、少雨の影響でピンチとなっています。ここ1週間余り河口部分に土砂が堆積してふさがっているためです。専門家は「長引けば生態系に悪影響を及ぼす」と指摘しています。

大槻聡記者: 「仙台市宮城野区蒲生地区の七北田川の河口です。海に面した部分は砂で覆われて完全に閉じてしまっています」

七北田川は仙台市内などを流れ仙台湾に注ぎこんでいます。宮城県仙台土木事務所によりますと8月18日、仙台湾にある河口が土砂でふさがっている状況を確認したということです。過去の画像と見比べると、確かに河口付近に土砂がたまり、ふさがっている様子が確認できます。

これまでに2度、重機で掘削して川と海とをつなげたということですが、その後、また土砂が堆積して干潮時には河口が完全にふさがる状態となっています。