日本銀行仙台支店の新しい支店長に横堀裕二氏が就任し、「東北経済の活性化に貢献していきたい」と抱負を語りました。

6月に日銀仙台支店の支店長に就任した横堀裕二氏は、東京都出身の52歳。1996年に日銀に入行し、パリ事務所長や決済機構局参事役などを歴任しました。

18日の会見では、「意見交換や情報発信を通じ東北経済の活性化に貢献していきたい」と抱負を述べました。

日銀仙台支店 横堀裕二支店長:
「日本三景松島や温泉地でウインタースポーツが盛んな蔵王など、豊かな自然観光資源に恵まれ、インバウンドへのポテンシャルも高い」

また、東北は人口の減少や流出という課題を抱える一方で、「半導体や自動車関連産業などの集積が進むほか、次世代放射光施設ナノテラスなどイノベーションが推進されている」との見解を示しました。

そのうえで「企業の声に謙虚に耳を傾け、経済状況の把握に務めるとともに、日銀の施策を分かりやすく発信したい」とも述べました。