「1週間分の備蓄」何を用意すれば?

農林水産省が作成している「災害時に備えた食品ストックガイド」では、水は1日あたり1人3リットル必要と紹介しています。これは飲料水だけでなく調理に使う水も含まれます。4人家族の場合、3リットル×4人分で1日12リットルが必要。7日分用意すると、84リットルに上ります。2リットルのペットボトルに換算すると42本とかなりの量です。さらに、水だけで生活するわけにはいきませんので、非常食の備蓄も必要となります。

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」より

前述した農林水産省のガイドブックでは、主食として「パックご飯や乾麺」主菜や副菜として「魚や肉の缶詰」「カレーや丼などのレトルト食品」「インスタント味噌汁や即席スープ」などを紹介。ほかに、「干タケノコ」「漬物」といった伝統的な保存食も備蓄品になると紹介しています。これらに加え、カセットコロンロやカセットボンベ、鍋・やかんなどがあるとさらに安心です。こうした水や食料を、4人家族が1週間分備蓄する場合、いったいどのぐらいの量になるのでしょうか。

仙台市HPより

仙台市が作成している「家族4人の1週間分の食料品と備蓄方法について」というチラシには1週間分の非常食について実例を紹介しています。

仙台市HPより

【水】2リットルのペットボトル42本、【ご飯】48個、【レトルト食品】計28個、【味噌汁】32個、【缶詰おかず】52個、【お茶(ティパック)】28個、【フルーツ缶詰】24個、【パン(缶詰など)】16個、【ふりかけ】8個、【コーンスープ】8個など。