仙台の復興支援団体が運営する英語のキャンプを巡る問題で、被害を訴える声がさらに広がっています。
1月に開催したキャンプでは、バス会社に対し、費用が一部しか払われていないことが分かりました。
この会社はtbcの取材に対し、裁判を起こす方針だと怒りをあらわにしています。
被害を訴えるバス会社:
「本当に詐欺集団ですよここの会社は」
tbcの取材に応じたのは、関東方面のバス会社で役員を務める男性です。
男性の会社は一般社団法人「宮城復興支援センター」と旅行会社「ハローワールド」が1月に長野県で開催した英語の交流キャンプでバスの運行を引き受けました。

費用は約40万円でしたが、今のところ1万6000円余りしか払われていないといいます。
被害を訴えるバス会社:
「勝手に支払い確認書と支払い期日のお願いというFAXが来た。『分割で払いたい』と。そのあとも『何回かに分けて5万円ずつ払う』という話だったが、結局その期日が来ても払ってもらえなかった」
全国のバス会社からも、被害を訴える声が寄せられているといいます。

被害を訴えるバス会社:
「『うちも実は180万円引っかかった』とか、『うちは40万引っかかった』とか意見が寄せられた。『訴訟を起こしても20~30万円で手間賃に合わないので、うちは諦めます』というバス会社もあった。うちは顧問弁護士に話していますので、裁判をします」
男性の会社は今後、宮城復興支援センター側を相手取って裁判を起こし、費用を請求していく予定だということです。
