風呂上がりの一杯としても親しまれている「瓶入り牛乳」。乳業大手の明治は、31日で販売を終了し、4月1日からは紙の容器に切り替えました。

湯上がりの客からは残念がる声が聞かれました。

客:
「瓶で飲むことが銭湯ではよかったし、僕はコーヒー牛乳が好きだったので結構飲んでたけど…なくなるんだ」
「さみしい。名前が売れているし、やっぱりおいしいもの」
「やっぱり瓶の方がいいんじゃないかな。昔から飲んでるからねずっと」

1928年の発売以降、100年近くにわたり学校給食や自動販売機などで提供されていた明治の瓶入り牛乳。
明治は販売終了の理由について、製造ラインの老朽化や価格高騰などにより瓶の調達が困難になったことや瓶の需要が低下したためと説明し、紙の容器への切り替えに伴い牛乳の製法も変更するとしています。

入間明治牛乳仙台中央宅配センター営業課一課 浅野慎太郎係長:
「脂肪分の気泡を作ることで味わいを増す、コクなどをよりよくしていく。製法を変えることによって、美味しい商品が出来上がっているので、ぜひ楽しみにしてほしい」
瓶入り牛乳を巡っては、森永乳業や小岩井乳業もすでに販売を終了していて、縮小の動きは業界全体に広まっています。