介護施設での勤務経験がなくてもできることがある“スケッター”
スケッターとして週1回ほど施設の掃除などをしている有路さん。介護の現場に関心を持ったのは、2023年に98歳で亡くなった母親が6年間過ごしたグループホームでの経験がきっかけでした。

有路泰子さん:
「母の施設でもいろんな雑用、私のできるような雑用がたくさんあった。そういうのをお手伝いできないかなということでかねてから思っていたので」

若いころは経理などの仕事をしてきたという有路さんは、ヘルパーの資格や、介護施設での勤務経験はありません。市の広報誌で「スケッター」を知り、すぐに応募したといいます。

有路泰子さん:
「私的にはすごくやりがいを感じて、こんな私でも役に立てるんだっていうか、そういうことで意気込んで、毎回一生懸命3時間やらせていただいてます。楽しいです」

資格や経験がなくても気軽に介護や福祉の現場に参加することで、人手不足の解消につなげていくスケッターの活躍が期待されています。