今年度で閉校する宮城県大崎市鳴子温泉の鬼首小学校で、児童4人が卒業を迎えました。保護者や在校生が見守る中、一人ひとりに卒業証書が渡されると卒業生がそれぞれ両親らに感謝の気持ちを伝えました。

卒業生:
「弁当があるときは朝早くに起きて作ってくれました。とても美味しかったです。本当にありがとうございました」

その後、玉田芳治校長がはなむけの言葉を贈りました。

鬼首小学校 玉田芳治校長:
「鬼首小学校の最後の卒業生であることに誇りを持ち、力強く新しい一歩を踏み出してください」

鬼首小学校は、昭和30年代におよそ500人の児童がいました。しかし、少子化に伴い現在の児童数は卒業生を含め12人となり、今年度で閉校し150年の歴史に幕を下ろします。

卒業生:
「(小学校は)宝物。楽しい思い出しかない」
「閉校するのは悲しいけど沢山思い出をもらったので感謝したい」

鬼首小学校は4月に鳴子小学校と川渡小学校、それに鳴子中学校とともに統合され義務教育学校の「鳴子小中学校」となります。新しい鳴子小中学校は現在の鳴子中学校の校舎に開校します。