宮城県栗原市で、5年前に閉園したユリ園の復活を目指すプロジェクトが立ち上がりました。
地元の有志らが15日からクラウドファンディングで整備費用などの資金を募ります。

一迫ゆり園起こし協力隊 黒澤亜希さん
「こちら右手。この辺りから向こうのスギの木の手前まで試験栽培する場所になる」

栗原市一迫(いちはさま)にある雑草に覆われた土地。

かつて「南くりこま高原一迫ゆり園」があった場所です。


色鮮やかな花々に彩られていたゆり園は、1991年に開園しました。

広さ約3万平方メートルの丘陵地に、毎年6月から7月にかけて約15万株の色とりどりのユリが咲き誇り、多い年には、3万人を超える観光客が訪れる人気スポットでした。

しかし、運営する人たちの高齢化や新型コロナなどの影響で2020年に閉園。
跡地はいま、荒れ果てた状態となっています。

一迫ゆり園起こし協力隊 黒澤亜希さん
「ゆり園をしっかり立ち上げてくれた人たちが元気なうちに、もう一度見せてあげたい」

そこで地元の有志らが園内の一部の土地に試験的にユリを植えゆり園を復活させようと、プロジェクトを立ち上げました。

整備費用などの資金はクラウドファンディングで募ります。

一迫ゆり園起こし協力隊・黒澤亜希さん
「開園当時のその時の感動を一人でも多くの人にまだ見たことがない人にもたくさん伝えられたらと思うので少しでも支援してもらい期待に応えられるように進めていきたい」

クラウドファンディングは、100万円を目標に15日から始まります。

クラウドファンディングのサイトは「栗原市一迫観光協会」のホームページからアクセスできるということです。