震災の発生から年月が経つにつれて、3月11日の自治体の対応も変化しています。11日に追悼式を行ったのは、仙台市、石巻市、東松島市の3つの自治体で、その他の地域では、自由献花や黙とうの呼びかけを行いました。

このうち、仙台市の追悼式には182人が参列しました。仙台市では、震災で市民1003人が亡くなり27人が行方不明のままです。

参列者は、献花台に花を手向け静かに手を合わせながら亡くなった人たちを悼みました。式では、宮城野区の原町小学校の児童が復興ソング「希望の道」を合唱しました。

祖母を亡くした人:
「毎年この時期は祖母と話すというか墓参りをして式に参加している。元気にやっているよと(伝えた)」

参列者:
「(震災発生時は)小学校1年生。怖かったのもあるし、停電して暗い中で食事をしたのを覚えている」

県のまとめによりますと、11日に追悼式を行ったのは、仙台市、石巻市、東松島市の3つの自治体です。このほかの自治体では、自由献花や、防災無線による黙とうの呼びかけをしました。