宮城県亘理町の小学生が、郷土料理「はらこめし」の材料となるサケについて学習し稚魚の放流を体験しました。

体験学習には、亘理町の高屋(こうや)小学校と吉田小学校の5年生あわせて21人が参加し、角田市内のサケのふ化場を訪ねました。
児童たちは、宮城県の担当者からサケは雪解けとともに川を下り、北太平洋で3年から5年ほど育ったあと、産卵のため再び川に戻ってくることを教わりました。
このあと、亘理町を流れる阿武隈川に移動し、体長5センチほどのサケの稚魚5000匹を放流しました。

サケは亘理町の郷土料理「はらこめし」の材料です。
最近では海水温の上昇なども影響し、川に戻ってくるサケが減っていて児童らは、川をきれいに保つことの大切さにを学びました。

高屋小学校5年生
「すごく小さいなという感じで、大きくなるのが不思議だと感じました」
吉田小学校5年生
「でかくなって、はらこめしになってほしいです」
吉田小学校5年生
「すごくおいしくなってほしい」

児童たちは、大きく育って戻ってくるよう願いを込めながら放流していました。
