女川原子力発電所の重大事故を想定した防災訓練が8日、行われ参加者がアプリを活用した避難所の受付などに取り組みました。

訓練は三陸沖で地震が発生し女川原発2号機から放射性物質が放出された想定で行われました。石巻市の渡波漁港では能登半島地震の教訓もふまえドローンや無人ヘリコプターを使って放射線量を測定しました。

また、栗原市の高清水体育センターには女川町民およそ30人が避難しました。参加者は県の原子力防災アプリを使って避難所の受付をしたり不足している物資などを回答したりしていました。

参加した人:「私はあまりアプリに詳しくないのでどうなんでしょう。若い人たちには良いかもしれないけれど。」
去年10月の女川原発2号機再稼働後、県が防災訓練を行うのは初めてです。訓練には、県や女川町などの職員や住民およそ650人が参加し、いざという時の対応を確認していました。