南三陸町の元職員有志が東日本大震災で犠牲になった町の職員を追悼する慰霊碑を建立することになりました。

南三陸町役場では7日、町の元職員でつくる実行委員会が会見し慰霊碑の建立について明らかにしました。南三陸町では、震災により防災対策庁舎など町の施設で職員39人が犠牲となりました。慰霊碑は役場庁舎南側の広場に建てられ、高さ160センチ、幅120センチ、遺族の同意が得られた犠牲者37人の名前が刻まれます。実行委員会が現役の職員や元職員に募金を呼びかけ目標の250万円を上回るおよそ300万円が集まりました。

東日本大震災南三陸町職員慰霊碑建立実行委員会・遠藤健治実行委員長:「職に殉じられた39人の職員を慰霊追悼する思いはもちろん、町民の安心安全業務に携わる若い職員、後世に伝えたい」
慰霊碑の建立は早ければ10日から始まり、3月9日に除幕式を行う予定だということです。