埼玉県で発生した道路の陥没事故を受け、宮城県が6日までに下水道管などの緊急点検を行った結果、異常は見つかりませんでした。
県によりますと、点検は11の自治体に設置されているおよそ36キロの区間で行われました。

国は、下水道管の劣化が原因とみられている埼玉県八潮市の道路の陥没事故を受け、全国の自治体に対し「直径2メートル以上で晴天時に1日あたり30万トン以上下水を処理できる処理場と繋がる下水道管」の点検を要請しています。県内には対象となる下水道管はありませんが、県は管が曲がっている部分など硫化水素がたまりやすく腐食の恐れがある箇所について、2月4日までに目視による自主的な緊急点検を行いました。その結果、異常はみられなかったということです。
また、これにあわせ県が管理している広域水道や工業用の水道についても6日までに点検が行われ、異常は見つかりませんでした。
一方、仙台市は直径2メートル以上で設置から50年以上が経つ総延長およそ16.5キロの下水道管を対象に点検を行っていて、来週にも結果が取りまとめられるということです。