仮面ライダーなどが描かれたJR仙石線の列車、「マンガッタンライナー」の初代の車両が3月、老朽化で引退することになりました。それを前に2日にプロのカメラマンによる撮影会が開かれました。

JR石巻駅で行われた撮影会では、地元の鉄道写真家、武川健太さんが「マンガッタンライナー」をバックに、集まった約20人をカメラに収めていきました。

マンガッタンライナーは、宮城県石巻市ゆかりの漫画家、故・石ノ森章太郎さんの作品を描いたJR仙石線の列車で、仮面ライダーやサイボーグ009などの人気キャラクターがデザインされています。

2003年2003年3月、初代の車両が運行を開始し、漫画のまち、石巻のPRに貢献してきましたが、車両の老朽化により、3月23日で引退することになりました。

参加者:
「沿線を走っているとすごく目立つし、来たという感じがいつもしていたので、引退は残念」
参加者:
「地元を走っているのが存在的に大きかったのでいなくなるのは寂しい」「10年前、(震災後に)運転を再開した時に見たマンガッタンライナーの姿が忘れられなくて、仙石線を好きになるきっかけになった」

武川健太さん:
「特別な存在でもあり、日常生活の一部でもありというのを撮影でも感じた。本当に愛された車両だったと改めて感じた」

2日には、マンガッタンライナーの思い出を聞くコーナーも設けられました。3月上旬に石巻駅などで開催する写真展で、今回撮影した写真と一緒に紹介するということです。撮影会は、2月16日にも行われます。