サッカーJ2・ベガルタ仙台。クラブは2024年度の決算について、3期連続の黒字になることを明かしました。
これは30日、ベガルタ仙台の取締役会で報告されたものです。クラブによりますと、2024年度の収支は1億1500万円の黒字で、3期連続の単年度黒字となりました。

黒字の要因として、チームの成績向上による入場料収入などの増加や、若手中心のチーム編成で強化費を抑えられたことをあげています。
ベガルタ仙台 板橋秀樹社長:
「(昨季は)人材育成と同時に目の前の勝敗にもこだわるという二律背反で難しいいテーマ2つをしっかり連携させて結果を出してもらった」

一方、今シーズンはトップチームの強化費をおよそ2億円増額。さらに、ユアテックスタジアム仙台の工事に伴いキューアンドエースタジアムみやぎでホームゲームを開催することなどから、大幅な費用の増加が見込まれます。およそ2億円の赤字予算で、5年ぶりのJ1復帰へ財政面でも勝負の1年となります。

ベガルタ仙台 板橋秀樹社長:
「今回のトップチームの強化にかける予算が増えているのは、チームの頑張りを全面的に応援するという意思の表れである」
ベガルタは、現在宮崎県延岡市でキャンプを行っています。開幕戦は2月15日、アウェーで鳥栖と対戦します。