東日本大震災で復興支援を受けた国や地域の代表を招いて文化や経済の交流を図るイベントが23日から始まりました。

「みやぎアンバサダーサミット」には韓国や台湾、オーストラリアなど10か国と1つの地域の駐日大使ら代表者が招かれ、オープニングセレモニーでは県内の観光の魅力が紹介されました。

東北観光推進機構 紺野純一理事長「確実にインフラは復旧し多くの客に来ていただくようになった。なんといってもこの宮城、東北の大きな観光の特徴は春夏秋冬の四季がはっきりしていて、それぞれの楽しみ方ができるところ」

その後、仙台育英高校書道部による書道パフォーマンスが披露されました。みやぎアンバサダーサミットは東日本大震災の発生からまもなく14年となるのを前に、県が復興支援を受けた国に対して感謝を伝えながら文化交流や経済交流の活性化を図ろうと開いたものです。

参加者はセレモニーの後に松島町の瑞巌寺を訪れました。
村井知事「「みやぎアンバサダーサミット」は皆様との繋がりをさらに深め、未来へと続く新たな可能性を切り開く重要な一歩である。富県躍進に向けて持続的な経済成長と発展が遂げられるよう世界各国と連携しながら宮城県はさらなる飛躍を果たしていく」

また、将来の人口減少などに対応し県とベトナム駐日大使館が人材派遣や文化交流を積極的に行うことを目的に覚書を交わしました。

イベントは25日までで、仙台市若林区の震災遺構荒浜小の視察や蔵王町での樹氷見学などが予定されています。