引退を決意した理由とは…

団体創設20周年の節目を前に、里村選手は今年4月での現役引退を発表しました。リング上は教え子に託し経営に専念。これまでも社長を兼任してきたため、興行を維持し続ける難しさは既に知っています。

里村明衣子選手:
「震災の後に私が独立したんですよ。その時にスタッフが3人いたんですけれど全員辞めて、もう選手も半分に減った。経営ってすっごい厳しいものだなと。ちょっとでも気を抜いたらすぐにダメになる。プロレスをこれ以上やっていてもし大きいけがだとか何か取り返しがつかないことが起きてしまったら責任取れないなと思いました」

自分もまだまだ強くなれる、しかし、これからは後輩たちの時代だと自らに言い聞かせ、身を引く覚悟を決めました。

里村明衣子選手:
「こうやって夢を持ってプロレスの世界に入ってきた人たちを、その輝きをもっと輝かせたい。もっと輝いている選手をみて、すごいあこがれている人たちを増やしたいし、もっと輝いている人間を増やしたい」