そんな不思議な縁から、イチゴに魅せられた2人。まず亜由美さんがイチゴ栽培の研修を受けて2021年、農業生産法人「Punks Farmer(パンクス・ファーマー)」を設立、2年後に洋平さんも会社員を辞めて合流しました。

イチゴハウスの場所は田んぼだった
ハウスを設置したこの場所は、元々、亜由美さんの実家の田んぼでした。
亜由美さん:
「農業機械の方も津波ですべてダメになってしまって、自力の耕作はもうできないような状況に実家がなってしまった」

亜由美さんの実家と田んぼがあった荒浜地区は、東日本大震災で大きな被害を受けました。
亜由美さん:
「またここの場所で我々が事業をやることで、家族や親戚や地域の方々、いろいろな人が集うような楽しい活気のあるような場所にしていけたら」

2人とも農業は、まったくの未経験、試行錯誤の連続でした。
洋平さん:
「同じやり方でやっても、反応が全然違う葉っぱの出方とか。だからそれが難しかった」